強迫性障害の症状

強迫性障害の症状

「強迫性障害」にはいろいろな症状があるそうです。

 

 

いくつかピックアップ。

 

 

どれも本人には脅迫行為が苦痛でたまらず、でも何度やっても気がすまないためにし続けざるを得ないのが特徴です。

 

 

不潔脅迫

 

ただの潔癖とは違って、度を越した不潔(本人が不潔と思っているもの)への恐怖です。

 

汚いと思っているものに触ったりすると何回も何回も何回も手を洗ったり、何時間もシャワーを浴びたり、何回も洗濯したりします。

 

 

でも何回やっても「汚い」という気持ちが消えません。

 

不潔と感じる対象はいろいろあります。

 

 

人・電車のつり革・ドアノブ・トイレ・公衆電話などなど。

 

それらを触ったときは全身に恐怖が駆け巡ります。

 

 

はじめは「汚い」という気持ちは小さいものかもしれませんが、だんだん恐怖が大きくなっていき、最悪外出できなくなる人もいるそう。

 

 

 

 

確認脅迫

 

一度確認しだしたら、延々と確認作業を繰り返してしまう脅迫行動です。

 

 

玄関の鍵、ガスの元栓、くるまの鍵など、何度確かめても鍵がかかっている確信が得られないので、何回も何回も確かめます。

 

 

そのほか

 

 

 

・車を運転していて、人を轢いたような気がしてきて、何回も何回も「現場」を確認する

 

・汚いと思っている人やモノに触れたかもしれないとき、接触したと思われる場所を何度も何度も見る

 

・家族に同じことを何回も何回も尋ねる

 

などがあります。

 

 

 

潔癖

 

電車のつり革やレストランの灰皿、古本屋の本など、他人が触ったものが気持ち悪くて触れない、または触ったあとにごしごし手を洗うなど。

 

誰が触っているかわからないものを触るのを異常に嫌がるという傾向があるようです。

 

 

 

涜神恐怖

 

神さまや仏様などに対し絶対に無礼があってはならないと行き過ぎた思い込みをして、窮屈に感じます。

 

 

対象は「神、仏、先祖、神社、お寺、教会、神棚、仏壇、墓」などなど。

 

 

突然ふと「バチがあたるかもしれない」という思いが頭をよぎり、○○をしないとバチがあたる、死ぬという強い恐怖と思い込みが胸を占領します。

 

 

その○○が強迫行為になります。

 

たとえば何度もひたすら謝る、拝み続ける、お経を唱え続ける、など人によって様々。